相続登記は費用を考えて自力で行う人もいますが、専門家である司法書士などに頼むことでスムーズに完了することができます。相続登記の費用の一環として考えて場合、居住地や内容によって変わるものの司法書士への報酬は5万円から15万円ほどが相場となるでしょう。一般的に司法書士事務所の報酬は一律ではなく、その事務所ごとに決められています。ひとつの事務所の料金が高くて相続登記の費用を上回ってしまうといった場合には、別の事務所を探してみるのも良いでしょう。
不動産の相続の登記を行う場合、必要になるのは戸籍謄本と住民票、遺産分割協議書、そして印鑑証明書などの書類です。まずは必要な書類が手元に集まっているかどうか、もれていないかを確認します。司法書士に頼んだ場合は遺産分割協議書も含めるかどうかによって、相続登記の費用の報酬が変わります。遺産分割協議書などを自力で用意できる人は、申請のみプロに頼む方法も選択できます。
登記は対象となる不動産に対応した法務局で行われ、直接の訪問かオンライン、あるいは郵送での申請が基本です。一般的には直接出向いて申請をすることが多く、書類を揃えて足を運ぶことになります。申請をしたからといってすぐに完了ではない点にも注意しましょう。申請からおおよそ1ヶ月程度の時間がかかることが多く、即日では完了できません。
法務局側も申請内容に添って審査を行うためで、期間に余裕を持った申請が求められます。