弁護士の転職先の一つに、一般民事を扱う法律事務所があります。相続や婚姻関係、交通事故や刑事事件など、生活に身近な案件を扱っているのがこの種類の事務所になります。また、中小規模の企業を相手に法的サポートを提供しており、いろいろなアドバイスを行っているのが特徴です。こうした法律事務所への転職に際して、一般民事に関する幅広い知識が必要なのはもちろんのこと、ある特定の得意分野を持っておくことが大きな強みとなります。

法律事務所での報酬は、それぞれの実力に大きく左右されます。実力があれば大きな金額を稼ぐことができますが、不足していると、平均以下の収入に甘んじてしまうことも少なくないのです。自分の経験をフルに発揮できる分野があることは、より安定した収入のためには必要と言えるでしょう。また、コミュニケーション能力があることも条件です。

顧客と接触する機会が多いので、相手の悩み事を聞きながら問題点を洗い出し、ベストの解決法を提案していく能力が求められます。そうした提案、説明能力は顧客の信頼感を得るためにも必要であるので、非常に重要です。そして、中小規模の事務所も多いため、より上司や同僚の弁護士とうまくやっていくための能力も必要です。顧客や同僚、上司とうまくコミュニケーションをとりつつ、仕事を遂行していくことが何よりも大切になってきます。

顧客との距離が近くなりやすく、よりやりがいを感じながら仕事ができることが、一般民事型の法律事務所のメリットです。報酬だけでなく、現在の自分の弁護士としての仕事内容に疑問を感じている人にとって、検討の価値ある転職先と言えるでしょう。

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